初心者ゴルファーの多くが目標とする100切り。
私はこれまで初心者の友人たちと数多くラウンドしてきましたが、100切りできない人には共通の特徴があることがわかりました。それらの特徴は、過去の自分を思い出しても当てはまるものばかりです。
今回は100切りを目指す人へ向けて、
100切りできない人の特徴と解決策
をご紹介します!
ぜひ最後までお読みいただき、自分は100切りできない人の特徴に当てはまっていないか?もしそうだとしたら、その解決策をぜひ参考にしてみてください。
それではスタートです!
- 100切りゴルファーの割合
- 100切りできない人の特徴
- 100切りのための解決策
100切りゴルファーの割合
初心者の目標であり中級者の入り口とされる100切りですが、その割合はどのくらいいるのかご存知ですか?
GDO(ゴルフダイジェストオンライン)による過去の調査によると、平均スコアが100打未満でプレーする人の割合は全体の3割だそうです。
7割の方が100打以上叩いている
ということになります!
これはあくまでも参考値になりますが、それほど100切りは難易度が高く、アマチュアゴルファーは100切りを目指すレベルが大半だということが理解できますよね。
100切りできない人の特徴と解決策
それでは、100切りできない人の特徴を5つ挙げ、その解決策をご紹介していきます!
- 狙った方向に構えられていない
- 常にグリーンまでの距離でクラブ選択をする
- 無茶なプレーをする
- アプローチが苦手
- 同じミスを繰り返す
① 狙った方向に構えられていない
100切りできない人の特徴1つ目は、狙った方向に構えられていないことです。
スコアメイクの鉄則
ティーショットでも2打目でもパターでも、すべてのショットで狙う場所を決めてから打つことは大切です。なぜなら、次のショットが打ちやすいところに置く、これがスコアメイクの鉄則だからです。
構えた方向が合っていないと
狙う場所を定めることが大切とわかっていても、
実際の構えがそちらに向いていない
人は多くいます。
狙いたい方向に構えられていなければ、仮に良いショットが打てたとしても、ラフやバンカーに入ってしまうなんてことになりかねません。せっかくのナイスショットが台無しになってしまうなんてショックですよね…。
解決策
狙いたい方向に構えるためには、
- ターゲットとボールを一直線に結ぶ
- ボールの1m先で結んだ線上にある目印を見つける
- 目印に向かって平行に構える
こうすることで狙いたい方向に対して正しく構えることができます。
その後、実際に打ったショットがどう飛んでいったかを確認しましょう。
打ちたい方向に構えるための一連の動作は、打ちっぱなしの練習の時から行うことが大切です。
- 目標に向かって平行に構える
- 実際に打つ
- 打ったボールの方向を確認する
これを繰り返すことによって、自分が正しい向きに構えているのかがコースでも分かるようになります!
② 常にグリーンまでの距離でクラブ選択をする
100切りできない人の特徴2つ目は、常にグリーンまでの距離だけでクラブ選択してしまうことです。
ミスを最小限に抑える意識
ゴルフはミスがつきものです。その日1度もミスショットがなかったなんてことはプロでもあり得ないことでしょう。ですので、ゴルフはいかにミスを最小限に抑えられるかが重要です。
この、ミスを最小限に抑える方法が、100切りできる人とできない人に大きな差があると感じます。
クラブ選択の例
例えばティーショットが深いラフに入ってしまった場合、2打目はまずフェアウェイに戻すことが最善の策となります。
ですので、仮にグリーンまで150ヤードだったとしても、9番アイアンもしくはピッチングウェッジを使ってラフから脱出しましょう。
ここで100切りできない人は、ボールの状況を無視して、グリーンまでの距離だけでクラブ選択をしてしまいがちです。
ラフからロングアイアンを使ってもなかなかナイスショットの確率は低く、ミスショットになれば余計な打数を重ねるリスクも出てきてしまいます。
解決策
100切りのためには、グリーンまでの残り距離だけでクラブ選択するのはやめましょう。
100切りのクラブ選択は、
常に次のショットを考えて行う
ことが重要です。
- コースの幅が狭ければユーティリティーでのティーショットも検討する
- ラフに入ればフェアウェイに戻すことを優先する
- バンカーからは脱出を第一優先する
このように、次のショットを打ちやすくするためのクラブ選択を行ってください!
③ 無茶なプレーをする
100切りできない人の特徴3つ目は、無茶なプレーをしてしまうことです。
ゴルフは性格が出る
ゴルフは性格が一番出るスポーツと言われています。これは自分も含めて、周りを見ていてもつくづく同感する表現です。
無茶なプレーを選択する理由
ベストスコアの更新を目指してプレーをしていると、1打も損をしたくないと心理が働きませんか?
例えばラフからでも無理に距離を稼ごうとしたり、目の前に木があってもグリーンを目指して一直線に攻めたり。私もこうした場面で根拠のない自信というか、希望的観測で行けるんじゃないかと考えてしまいがちです。
しかしこれらが絶対にいけない選択だとは思いませんが、最善策ではないですね。やはりラフから短いクラブを使ったり、目の前の木を避けて確実に前に進む選択をした方が、最終的なスコアは安定していることがほとんどです。
解決策
無茶なプレーをしないためには、「急がば回れ」のコースマネジメントを心がけてみてください。
- 最短ルートを目指す
- 木の間を通す
- 傾斜があっても飛距離を稼ごうとする
このような欲はなるべく抑え、
- 目で見えているエリアを狙う
- 距離を損してもペナルティーエリアを避ける
- 無理に長いクラブを使わない
こうしたプレーに挑戦しましょう。
一度このようなプレーをしてみると、スコアに変化があるはずです。その変化が実感できるとスコアは安定してきます!
無茶をしないコツとして、
「2ndショットのFWキープ徹底」
を提案させてください。
100切りのコツとして、2ndショットのFWキープ徹底がすごく効果があります。これは私自身の経験からおすすめしたいスコアアップの方法です。
詳しくは以下の記事で解説しています。ぜひ合わせてご確認ください。
④ アプローチが苦手
100切りできない人の特徴4つ目は、アプローチが苦手ということです。
アプローチは難しい
アプローチは、ティーショットや2ndショットに比べてミスの許容範囲が狭いショットです。少しのタイミングのズレがダフリやトップとなり、狙う場所が狭いがゆえにそれが致命的なミスとなります。
初心者はグリーン周りからなかなかグリーンオンさせることができず、何度も何度もアプローチを打つことが多くあるはずです。アプローチって難しいですよね。
アプローチの上達が難しい理由
アプローチはコースと同じ状況で練習できない、このことも上達が難しいひとつの理由です。
傾斜、草の具合など、コースではいろいろな条件の中で打ち方を変えなきゃいけません。こうした状況下での練習がコースでしかできないので、アプローチは経験が必要なショットとも言えます。
解決策
アプローチの技術的なコツとしては、
- バウンス角を使ってクラブを滑らせる
- 右肩をしっかり回転させる (右打ちの場合)
- カップの位置は無視し、グリーンの真ん中を狙う
このようなことを意識して打ってみてください。
そして、アプローチを打つ前にもしミスのイメージが先行してしまった時は、そのイメージを無理やり良いイメージに変えようとするのではなく、「消す」ことが大切です。
何かしようとすると力みに繋がります。なるべく欲のない状態で打てれば、結果がついてきやすくなりますよ^^
アプローチの打ち方については以下の動画がわかりやすく解説してくれています。
ぜひ参考にしてみてください!
⑤ 同じミスを繰り返す
100切りできない人の特徴5つ目は、同じミスを繰り返してしまうことです。
ミスへの対応の仕方が原因
初心者の方とラウンドをしていると、同じミスを繰り返してしまう人が本当に多くいます。同じミスをしてしまうと100切りからどんどん遠ざかってしまいます。
もちろん技術不足もあるでしょうが、同じミスを繰り返すのは「対応の仕方」が問題だと思います。
例えば、
- ドライバーでOBが続いた時
- バンカーから1度で出なかった時
- パターで距離感が合わなかった時
こうしたミスをした後の対応の仕方でスコアは大きく変わります。
解決策
同じミスを繰り返さないためには、
- 原因を自分で考える
- 原因を周りの人に聞く
こうしたショットに対する評価を行うことが大切です。
- ボールの位置
- クラブ選択
- 狙う方向
等々、ミスショットになる原因はたくさんあるはずです。自分で考えながら、時には誰かにアドバイスを求める、そんな姿勢で次のプレーに臨めば、きっと結果は変わってくるはずです!
以上、100切りできない人の特徴とその解決策でした。
きっと1つくらいは当てはまるものがあったのではないでしょうか?
私もゴルフを始めて4年間100が切れませんでしたので、100切りはそんなに簡単じゃないと身に染みてわかっています。ただ、だからこそ目指し甲斐がありますよね。
100切りのためには、そのコツや考え方なども知っておくと近道になります。それらについては別の記事でご紹介していますので、そちらも合わせてご確認いただけたら嬉しいです。
▼100切りの準備とコツについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
まとめ
今回は100切りできない人の特徴とその解決策をご紹介してきました。
- 狙った方向に構えられていない
- 常にグリーンまでの距離でクラブ選択をする
- 無茶なプレーをする
- アプローチが苦手
- 同じミスを繰り返す
100切りは初心者にとっての目標であり、中級者の入り口です。ゴルフはスコアがすべてではないと思いますが、それでも自己ベストを更新することは嬉しいものです。
ぜひ今回の内容を参考にしていただき、これからも100切りを目指して頑張ってください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!