あなたはゴルフの上達に悩んでいませんか?
僕はゴルフを始めてすぐの時は、練習もラウンドも楽しくてしょうがありませんでした。しかしその後なかなかスコアが伸びず、何度もやめようと思った時期があります。
そんな時期を克服し上達できたのは、考え方が変化したからです。僕の場合、あくまでもゴルフは趣味。ですので今は「楽しく」をモットーとしています。
今回は「上達のキッカケ」となった、ゴルフに対する考え方についてご紹介します。
1人の趣味ゴルファーの経験を通じて、あなたのスコアアップと充実したゴルフライフに繋がってくれたら嬉しいです。
それではスタートです!
- アマチュアゴルファーの平均スコア
- ゴルフ上達のキッカケとなった考え方
アマチュアゴルフファーの平均スコア
はじめに、「アマチュアゴルファーの平均スコア」をご紹介します!
ゴルフ人口
「レジャー白書2021」より、2020年のゴルフ人口は「520万人」と発表されました。
コロナ渦でゴルフ人気が高まっている印象もありますが、2019年に比べて60万人の減少となっています。
アマチュアゴルファーの平均スコア
続いてアマチュアゴルファーの平均スコアを見てみましょう。
今回は、「公益財団法人 日本パブリックゴルフ協会 平成24年調査・研究事業報告書」の資料を参考にさせていただきます。
ゴルフ歴1〜3年の平均スコア
ゴルフ歴が1〜3年のアマチュアゴルファーは、120〜130台以上の割合が30%前後となっています。100切りの割合は3%未満。ゴルフを始めて3年以内は100を切れなくても当たり前、という感覚で全く問題ないですね。むしろこの期間で100を切れたら凄いことです!
僕自身の初ラウンドは「124」という結果で、その後の3年間もほぼ上記の平均スコアに該当します。
ゴルフ歴5〜10年の平均スコア
ゴルフ歴が5年〜10年になると100切りをする人が増え、多くの人が中級者レベルになっていきます。中には70,80台を出す人もいて、この辺から上達の加速が変わってくるかなという印象です。
ゴルフ歴15年以上の平均スコア
ゴルフ歴が15年以上になると、100を切るゴルファーが半数以上となります。ゴルフは経験によってスコアも良くなることが分かりますね。
今回のデータはすこし古いですが、実際に今ゴルフ仲間とラウンドしていたり、ゴルフデビューに同伴をしている経験からしても、納得できるスコア分布だと感じます。
ゴルフ上達のキッカケとなった考え方の変化
それでは「ゴルフ上達のキッカケとなった考え方の変化」についてご紹介します!
< 筆者のスコア推移 >
ゴルフ歴 | 平均スコア | コメント |
1年 | 120〜130 | 初ラウンド124 |
3年 | 100〜110 | 2年目に102が出る |
5年 | 100〜105 | 4年目に100切り達成 |
10年 | 95〜100 | 6年目くらいから80台が出だす |
15年 | 85〜90 | 17年目で初の70台達成 |
18年(現在) | 83〜88 | 伸び悩み中… |
理想と現実のギャップに苦しむ初心者期
僕は社会人1年目の23歳からゴルフを始めました。元々野球をやっていたので、ゴルフを始めた当初はすぐに上達できるだろうと自信満々でした。
全然前に飛ばない…
練習を始めると、なかなかボールが前に飛びません。本当にまったくボールが前に飛びませんでした。こんな状況が3ヶ月くらい続いたため、独学ではなく誰かに教わろうと決意。しかし当時はゴルフをやっている人が近くにいなかったので、ゴルフスクールに通うことにしました。
ゴルフスクールでゴルフの基礎を学ぶ
ゴルフスクールではゴルフの基礎を学び、ようやくボールが前に飛ぶようになりました。段々と打ちっぱなしでも良い当たりが増えてきて、コースデビューを目指して練習に励みました。ゴルフはスイングの基本を知らないと打つことが難しいです。ゴルフスクールに入会して実感したことです。
▼失敗しないゴルフスクールの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています▼
コースデビューは「124」
ゴルフを始めて半年でコースデビューをし、結果は「124」でした。まずまずの結果だと思います。その後ラウンドは年に2,3回程度でしたが、それでも2年目に102というスコアが出て、この時「100切りなんて簡単」と過信してしまいます…。
受け入れられない現実
それから120前後のラウンドが3年間続き、その間ほとんど「しかめっ面」でゴルフをしていました。
- 俺はもっとできるはず
- こんなはずじゃない
- 道具のせいだ
とにかく言い訳のオンパレード。
コースで調子が悪いとクラブを叩きつけることもよくありました。今思えば同伴者や道具に申し訳ない気持ちでいっぱいです…。
自分を知ってスコアアップ
ゴルフを始めて3年が過ぎ、結果が出ないことにイライラしていましたが、さすがに反省しました。
上達のキッカケ
ゴルフを始めて3年。そこからとにかくスコアは二の次にして、「その場を楽しもう」と心に決めました。
そして、
- ミスショットはとにかく忘れる
- ナイスショットを全力で喜ぶ
- 同伴者のナイスショットを褒める
この3つを心がけてプレーをしました。今振り返ると、これが上達のキッカケとなりました。
4年目で100切り達成
もちろんミスショットを忘れることは簡単じゃありません。下を向くこともよくありましたが、なるべく決めたことを守ることにより、少しづつ楽しくプレーができ始めました。するとスコアも自然と良くなり、4年目にしてようやく100切りを達成できました。
100切り達成のための技術的な意識
100切りのために技術で意識していたことは、
- 2ndショットのFWキープ率を90%にする
- アプローチは常にグリーンのど真ん中を狙う
- 1mのパットを狙った場所へ正確に打つ
この3つです。
▼100切りのコツについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
スコアアップの要因は心の安定
その頃は、始めた当初に比べて決して練習量は多くありませんでした。仕事も忙しく、練習も月に1回くらいです。スコアが良くなり始めた要因は技術面もそうですが、なんと言っても精神面の安定です。
「楽しむ」と決めてから、自分の中のネガティブな要素をどんどん削っていきました。例えばOBを打っても笑い飛ばしたり、短いパットを外しても「ドンマイ!」と大袈裟に自分に言い聞かせていました。
僕らはプロじゃない
もちろん技術面の向上にも向き合わなければいけませんが、僕ら趣味ゴルファーはプロではありません。プレッシャーの中で本当の実力をつけていく楽しさもあるでしょうが、100前後のレベルであれば、ある意味自分に甘くて良いと思います。
スコアがすべてではないと感じる今日この頃
その後も「楽しく」をモットーにゴルフを続け、コンスタントに90切りをしてきたのが最近です。2020年には始めて70台も達成しました。
スコア第一では楽しめない
スコアが良くなると人間欲が出るもので、ベストスコアを更新しないと満足できない自分がいます。そしてそのことがまたゴルフを楽しめない要因にもなります。決して成長から逃げるわけではありませんが、目先のスコアに捉われすぎるのはよくないなと感じます。
勝負の世界にも「楽しさ」が大切なはず
スコアアップは練習と経験が大切です。と同時に、「楽しむ」気持ちがないと絶対に上達はできないと感じます。アスリートゴルファーとして勝負の世界で闘う場合も、その中での「楽しさ」があるはずです。そこにはプレッシャーとの戦いもあるでしょうし、そこでしか味わえない喜びもあるでしょう。これは、甲子園にあと一歩というところで負けた過去の経験があるから僕には分かります。
趣味としてのゴルフの上達とは
僕が考える趣味ゴルフの上達とは、スコアアップはもちろんですが、「ゴルフライフの充実と、人としての成長」だと思っています。ゴルフは1人でプレーをしていても面白くありません。仲間とナイスショットもミスショットも共有し、そうした時間を共にできるからこそたくさんの喜びが生まれます。
上達のキッカケを忘れずに
僕は今、これまでで一番ゴルフが楽しいです。「楽しむ気持ち」こそ、僕が上達できたキッカケです。まだまだプレー中にイライラすることもありますが、ゴルフはベストスコアの更新を目指す中で、たくさんの学びがあります。
僕にとってゴルフは人生を豊かにしてくれる最高の趣味です。この先もたくさん練習をして、コースでは同伴者と一緒にたくさん喜び合いたいと思っています!
まとめ
今回は「上達のキッカケ」についてご紹介しました。どんなスポーツでも、つまらなく感じていては上達はないですよね。
ただ、成長を目指すからこそそうした感情になるとも言えて、最終的には自分の受け止め方や捉え方になるはずです。もしあなたが趣味でゴルフをしているなら、僕は「楽しく」スコアアップを目指してほしい。
ゴルフは魅力的なスポーツです。ぜひ一緒にこれからもゴルフの上達を楽しみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!