ゴルフは当日のスコアをスコアカードで管理します。
スコアカードの書き方を知らないと、その日の結果が集計できません。また、コンペに参加すると同伴者のスコアも管理しなければならないため、スコアカードの書き方を知っておくことはマナーとも言えます。
そこで今回は、コースでプレーをする際の基本となる「スコアカードの書き方」をご紹介します。
スコアカードの書き方を知れば、コンペでも同伴者のスコアを完璧に集計でき、自分のレベルアップに繋がるスコア管理も可能になります。ぜひ最後までお読みいただき、今後のゴルフライフの充実にお役立てください!
それではスタートです!
- スコアカードに結果を記録する理由
- スコアカードに明記されていること
- スコアカードの書き方
スコアカードに結果を記録する理由
はじめに、「スコアカードに結果を記録する理由」からご説明します!
ゴルフ場でプレーをする時は、結果をスコアカードに記録することが基本です。
その理由は3つあります。
- 当日のスコアを把握するため
- 同伴者のスコアを管理をするため
- 今後のレベルアップに活かすため
当日のスコアを把握するため
スコアカードに結果を記録する1つ目の理由は、「当日のスコアを把握するため」です。
ゴルフはいかに少ない打数で回れるかを楽しむスポーツです。その日の結果をスコアカードに記録することで、目標を達成できたのかや、自分のレベルを把握することに繋がります。
同伴者のスコアを管理するため
スコアカードに結果を記録する2つ目の理由は、「同伴者のスコアを管理するため」です。
ゴルフは同伴者のスコアを管理することもプレーヤーとしてのマナーになります。また、コンペに参加すると「エチケットリーダー」として、同伴者のスコア提出の役目を担う場合もあります。
※エチケットリーダーとは
プレー終了後に同伴者とスコアを確認し合い、マスター室へスコアカードを提出する役目を担う人
今後のレベルアップに活かすため
スコアカードに結果を記録する3つ目の理由は、「今後のレベルアップに活かすため」です。
スコアカードには打数の結果だけではなく、「パット数」や「ティーショットの結果」などを記入しておくことができます。この結果を後から分析することで、今後のレベルアップに繋がります。
スコアカードは重要な役割を持っています!
まずは自分と同伴者のスコアを正確に記録することを心がけましょう^^
スコアカードに明記されていること
続いて、「スコアカードに明記されていること」をご紹介します!
スコアカードには主に5つの内容が明記されています。
- HOLE:ホールのナンバー
- HDCP:ホールの難易度
- YARD:ホールの距離
- PAR:ホールの規定打数
- ローカルルール
HOLE:ホールの番号
スコアカードにはホールナンバーが明記されています。このナンバーとは「ホールの番号」のことです。
ゴルフコースはOUTコース9ホール、INコース9ホール、合計18ホールで成り立っています。ゴルフ場によっては、「東コース」「中コース」「西コース」といった3つのコースで各9ホールに分かれているところもあります。ただし、その日にプレーするのはどんなにコースが多くても18ホールです。
HDCP:ホールの難易度
スコアカードには、ホールのハンディキャップも明記されています。
ホールのハンディキャップとは、「ホールの難易度」を表した数字です。数字が小さいほど、難易度が高いという意味です。
18ホールのゴルフ場は「1〜18」の数字で難易度が表記され、36ホールあるゴルフ場は、各コース9ホールごとに「1〜9」の数字でハンディキャップが明記されています。
ホールごとの難易度を知っていれば、そのホールの結果が悪かったとしても、
「このホールはこのゴルフ場で1番難しいホールなのか」
と冷静に判断できるでしょう。
YARD:ホールの距離
スコアカードには、「ホールの距離」も明記されています。
ホールの距離は、ティーイングエリアによって変わります。スコアカードでは、自分が使用するティーイングエリアを参考にしましょう。
また、9ホールごとの距離数、18ホールトータルの距離数も明記されています。この数値によって、距離の長いコースなのか、短いコースなのかを確認することができます。
ティーイングエリア | 距離 | 対象 |
フルバックティー | 最長 | 競技ゴルファー |
バックティー | 長い | 上級者 |
レギュラティー | 標準 | 一般男性 |
レディースティー | やや短い | 一般女性 |
シルバーティー | 最短 | シニアゴルファー |
どのティーイングエリアを使用するのかは「自己申告」です。
ただしプライベートゴルフの場合、フルバックとバックティーから打つことはゴルフ場への許可が必要となります。
ティーマークのカラーはゴルフ場によって違います。
ティーイングエリアの設定については、プレー前にコース概要を確認しておきましょう^^
PAR:ホールの規定打数
スコアカードには、「ホールの規定打数」も明記されています。
規定打数とは、そのホールでボールを打つ回数の基準となる数字です。この規定打数でカップインすると「Par(パー)」となり、一般的にパーの合計数が「72」となるようにコースセッティングされています。
スコア「100」を切れる割合は、ゴルファー全体の3割と言われています。
パー72のゴルフ場で全ホールダブルボギーの場合、スコアは「108」となります。
コースデビューを果たしたら、まず各ホールで規定打数+2打の「ダブルボギー」を目指しましょう!
このスコアでプレーできれば、初心者卒業です^^
ローカルルール
スコアカードには、「ローカルルール」も明記されています。
ゴルフのルールは、
- ゴルフ規則による公式ルール
- 各ゴルフ場で決められているローカルルール
この2種類があります。
スコアカードにはゴルフ場のローカルルールが明記されていて、OBの境界を示す方法や、ティーショットがOBした際の特設ティーの設置ホールなどが書かれています。
ローカルルールはその日のプレー前に一読しておきましょう。
▼ゴルフのルールについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
スコアカードの書き方
それでは、「スコアカードの書き方」をご紹介します!
スコアカードには、主に6つの記入欄があります。
この記入欄に該当する内容を正確に書くことで、自身と同伴者のスコア管理と、コンペでの集計情報をきちんと提出することができます。
- 競技名
- 競技者名(自分の名前)
- 同伴者名
- 自分と同伴者のスコア
- ハンディキャップ
- ネットスコア
競技名
スコアカードには「競技名」を記入する欄があります。
プライベートゴルフの場合、競技名は無記名で問題ありません。ただし、コンペに参加した際のエチケットリーダーに指名された場合は、必ず競技名を記入しましょう。
競技者名(自分の名前)
スコアカードには「競技者名」を記入する欄があります。
これは「自分の名前」を記入する欄です。プライベートゴルフの場合は、無記名で問題ありません。ただし、競技者名もコンペに参加した際のエチケットリーダーに指名された場合には、必ず記入をしておきましょう。
同伴者名
スコアカードには「同伴者名」を記入する欄があります。
同伴者名は縦書きのスコアカードならスコアを記入する欄の上に、横書きのスコアカードならスコアを記入する欄の左に設けられています。
記入順は必ず自分を先頭にします。縦書きなら一番左、横書きなら一番上に自分の名前を書き、同伴者は年齢が高い順に明記してください。
自分と同伴者のスコア
スコアカードには「自分と同伴者のスコア」を記入する欄があります。
スコア記入欄の「大きな枠」にそのホールの合計打数を書きます。その横にある点線で区切られた「小さな枠」にパット数を記入します。コンペでエチケットリーダーの場合でも、同伴者のパット数までは記入しないことが多いです。
スコアは各ホールごとに記入しましょう。ホールアウト後に自分のスコアを速やかに記入し、同伴者のスコアも確認してください。同伴者によってはスコアを数字で申告する人もいれば、スコアの呼び方で伝えてくる人もいます。
前半の9ホールが終わったら合計打数を計算し、後半の9ホールが終わった時点で後半のスコアとトータルのスコアを合算します。
- イーグル:規定打数より2打少ないスコア
- バーディー:規定打数より1打少ないスコア
- パー:規定打数と同等のスコア
- ボギー:規定打数より1打多いスコア
- ダブルボギー:規定打数より2打多いスコア
- トリプルボギー:規定打数より3打多いスコア
ハンディキャップ
スコアカードには「ハンディキャップ」を記入する欄があります。
プライベートゴルフでスコアを競う場合や、コンペであらかじめハンデが決められている場合には、その数字を記入しておきましょう。
ハンディキャプが適応される場合、トータルのスコアからハンデキャップ数を引き、その結果が自身のスコアとなります。
最近のコンペでは、「新ぺリア方式」でのスコア計算が主流です。その場合、プレーヤーは打数そのものを提出し、あとはゴルフ場で計算してくれます。
そのため、プライベートゴルフもコンペも、ハンディキャップを記入することはほとんどありません。この記入欄は気にしないでいいでしょう。
▼ゴルフコンペでの注意点については以下の記事で詳しくご紹介しています▼
ネットスコア
スコアカードには「ネットスコア」を記入する欄があります。
ネットスコアとは、トータルの打数からハンディキャップの数を引いたスコアのことです。このネットスコアを記入することもほとんどありません。ハンディキャップが適用されるコンペの場合、合計打数を正確に提出すれば、あとはゴルフ場が計算してくれます。
上達が早くなるスコアカードの記入方法
スコアカードには、あらかじめ設けられている記入欄があります。しかしその他に独自のメモをすることによって、ゴルフのレベルアップに繋げることができます。
スコアカードにメモをする内容は、人それぞれオリジナルで考えられています。今回は、ティーショットの結果を記入する僕の例をご紹介します。
僕はティーショットで、「フェアウェイに打てたか」「ラフの場合左右のどちらに曲がったか」「OBになってしまったか」という結果をメモしています。その方法は、フェアウェイの場合は「◯」、左に曲げた場合は「L」、右に曲げた場合は「R」、OBの場合は「✖️」と「L or R」を記入しています。
これらを記入する位置はスコアカードによって違いますが、この記録をすることで後から分析ができ、今後の課題が見つかります。
初心者のうちは、スコアカードの記入に時間をかけすぎるとスロープレーに繋がりますので、余裕が出てきたらぜひ試してみてください。
スコアはデータで管理すると面白い
最後に、「スコアはデータで管理すると面白い」ということをご紹介します!
何度もコースでプレーをするとスコアにも変化があって楽しいものです。
僕は過去のスコアをゴルフサイトで管理しています。スコアをデータで管理すると、さらにやる気が増すのでぜひやってみてください。
スコア管理はGDOがおすすめ
スコア管理でおすすめしたいサイトは「GDO」です。
GDOのMYページでスコアを入力すると簡単にスコア分析ができます。自分のレベルアップを数字で確認することができるのですごく便利です。
こうしたデータを見ると自分の課題も見つかり、モチベーションアップにも繋がりますので、ぜひ試してみてください!
100切りのコツは、FWキープ率を上げることです^^
まとめ
今回は「スコアカードの書き方」をご紹介しました。スコアカードはその日の結果を把握すると同時に、今後のレベルアップにも繋がる貴重なアイテムです。
当日のスコアを管理することは、同伴者へのマナーにもなります。今回の内容を把握しておけばスコアカードの書き方はバッチリです。
スコアを正確に管理して、レベルアップを楽しんでいきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!