遠くに飛んで曲がらないドライバーが手に入れられたら最高ですよね。
「ドライバーで遠くに飛ばす」
これぞゴルフの醍醐味です!
ゴルフクラブの中で飛距離性能が一番高いドライバーは、「重さ」や「形状」などにさまざまな種類があり、人それぞれの体力や目的によって適性が変わります。自分に合ったドライバーを使わないと、飛距離性能を活かすことができずに方向も定まりません。
そこで今回は、初心者がまっすぐ遠くに飛ばせる「ドライバーの選び方」を5つのポイントでご紹介します。
ドライバー選びのポイントを知ることで、ミスに強い初心者向きドライバーが分かり、スコアアップも大いに期待できます。ぜひ最後までお読みいただき、ドライバー選びの参考にしてみてください!
それではスタートです!
- ドライバーというクラブについて
- 初心者向きドライバーの選び方
- 初心者向けのおすすめドライバー
ドライバーというクラブについて
はじめに「ドライバーとはどんなクラブなのか」をご説明します!
ゴルフクラブは、
- ウッド
- アイアン
- パター
この3種類に分かれます。
その中でドライバーは「ウッド」に分類され、すべてのゴルフクラブの中でボールを一番遠くに飛ばせるクラブです。
ドライバーの特徴
ドライバーの特徴は、
すべてのクラブの中で「一番長く」「一番軽い」
ことです。
一番長いのに一番軽いのは意外ですよね!?
実は一番重いクラブはパターです。
ドライバーはティーショット(1打目)で使用し、
- ボールを遠くに飛ばす
- 方向を安定させる
主にこの2つの性能が求められています。
ドライバーが分類される「ウッド」は、クラブのヘッド(ボールが当たる部分)が「丸い形状」をしたクラブのことを指します。最近のヘッドはチタンなどの金属が使用されていますが、昔は木製だったことからその名残で今でも「ウッド」と呼ばれています。
初心者向けドライバーの選び方 【5ポイント】
それでは「ドライバーの選び方」を5ポイントでご紹介します!
- 総重量:自分の体力に合わせて重さを選ぼう!
- ヘッドの体積と形状:体積が大きい方がミスをしにくい!
- ロフト角:ロフト角が大きいとボールが上がりやすい!
- シャフトの種類:長さと硬さの特徴を知ろう!
- 価格:予算と相談しよう!
ドライバーの選び方 ①:総重量
ドライバー選び1つ目のポイントは総重量です。
ドライバーは自分の体力に合わせて重さを選ぶことが大切です。
スイングスピードが基準
ゴルフは同じヘッドスピード(スイングの速さ)でボールを打った場合、クラブの総重量が重い方が遠くに飛びます。
ただし、クラブが重くなればなるほど速く振るための体力が必要です。遠くに飛ばすために重いタイプを使ったとしても、ヘッドスピードが落ちてしまえば飛距離も落ちてしまいます。
ドライバーは、
- 自分の体力
- スイングスピード
によって適正な重量を見極めることが重要です。
ヘッドスピードの確認
ゴルフショップでは誰でもドライバーを試打することができ、そこでヘッドスピードを計測できます。
自分に適した重さを判断するには、実際に振ってみることが一番です。
重くて振るのがキツいと感じればそのクラブは重すぎると判断でき、逆に肩がスッポ抜けてしまうような感覚があれば、それは軽すぎると判断できます。
重量の目安
- 男性用:270g〜330g
- 女性用:250g〜280g
もしドライバーを振らずに購入を検討する場合は、
- 他のスポーツ経験があって体力に自信がある人:300g前後
- スポーツ経験や体力に自信がない人:250g前後
この目安を参考にしてみてください。
いずれにしても、振り切れる重さのドライバーがあなたの飛距離を最大限に引き出してくれます。
まずは「総重量とスイングのバランス」に注意してドライバーを選びましょう!
ゴルフのラウンドは18ホールあって長丁場です。重すぎるドライバーは体力を消耗します。初心者には「少し軽いかな?」と感じるくらいの重さがおすすめです。
ドライバーの選び方 ②:ヘッドの体積と形状
ドライバー選び2つ目のポイントはヘッドの体積と形状です。
ドライバーは体積が大きい方がミスをしにくくなり、フェースが薄いタイプの方がボールが上がりやすくなります。
ヘッド体積とは
ヘッド体積とは、ヘッド容量のことです。
ドライバーはヘッドの、
- 大きさ
- 形状
で打ちやすさが変わります。
初心者はヘッド体積が大きいタイプがおすすめです。
ヘッド体積が大きなドライバーはスイートスポットが広く、ミスをしにくい設計と言えます。ミスに強ければ安心して振り切ることができますよね。この安心感は初心者にとってすごく重要です。
ヘッド体積の表記
ヘッド体積は「〇〇cc」と表記され、ゴルフ規則では460ccまでが上限と決まっています。最近は男性用も女性用も、上限値460ccタイプのドライバーが一般的となりました。
ヘッド形状
ドライバーのヘッドの形状は2種類あります。
- ディープフェース:高い
- シャローフェース:薄い
初心者にはボールが高く上がりやすいシャローフェースのドライバーがおすすめです。
ドライバーの選び方 ③:ロフト角
ドライバー選び3つ目のポイントはロフト角です。
ロフト角が大きいとボールが上がりやすくて飛距離が期待できます。
ロフト角とは
ロフト角とは、
「フェース面(ボールが当たる部分)の角度」
のことです。
ボールを遠くに飛ばす要素として、ヘッドスピードが速いことが1つの条件になりますが、初心者の場合はヘッドスピードにバラつきがあるため、ロフト角が大きい方が球が上がりやすくなり、飛距離も出しやすいと言えます。
ロフト角の目安
ロフト角の目安として、
- 男性の場合:10〜12度
- 女性の場合:12〜13度
がおすすめです。
初心者とはいえもちろんヘッドスピードが速い人もいます。
そういう人はあまり大きなロフト角のドライバーを使用すると、弾道が高くなりすぎて飛距離をロスしてしまうので、小さめのロスト角を選びましょう。
- 男性用:9度〜12度
- 女性用:11度〜13.5度
ドライバーの選び方 ④:シャフトの種類
ドライバー選び4つ目のポイントはシャフトの種類です。
シャフトには長さと硬さに特徴があることを覚えておいてください!
シャフトとは
シャフトとは、
「クラブの柄の部分」
のことです。
シャフトには、
- 長さ
- 硬さ (フレッックス)
の違いがあり、スイングスピードによって適性が変わります。
シャフトの長さ
- 男性用:44インチ〜46インチ
- 女性用:42インチ〜44インチ
基本的にシャフトは長い方が「遠心力」の影響でボールが遠くに飛びます。ただし、シャフトが長いとその分フェースの真ん中にボールを当てることが難しくなり、ミスに繋がりやすくなります。
また、シャフトが長いとクラブの総重量が重くなるので、振り切れるかどうかも問題になってきます。
初心者は、
- 男性の場合:44〜45インチ
- 女性の場合:42.5〜44インチ
がおすすめです。
ドライバーは長いシャフトの方が飛びます。しかし、短いシャフトの方がミート率が上がってショットが安定するということも頭に入れておきましょう。
シャフトの硬さ(フレックス)
シャフトの硬さはスイング中の「しなり」に影響し、シャフトのしなり具合で飛距離が変わります。
ヘッドスピードが速ければ硬いシャフトでもしなって飛びますが、初心者の場合は柔らかいタイプのシャフトからスタートすることをおすすめします。
L・A・R・RS・S・X
※左から順に硬くなります
初心者は、
- 男性の場合:Rシャフト
- 女性の場合:Lシャフト
がおすすめです。
スイング系のスポーツ経験があって、「振る」ことに自信があれば「S」や「A」という硬さのシャフトも選択肢に入れてみてください。
シャフトの硬さはゴルフのレベルは関係なく、ヘッドスピードによって選びます。
シャフトに「硬さ」の基準があることを頭に入れてドライバーを選びましょう!
どうしても打ちにくい場合は、後からシャフトだけ交換することも可能です。
下の図は「ヘッドスピード別」でシャフトの硬さを選ぶ基準が分かる表です。
参考値としてぜひご確認ください!
ヘッドスピードはゴルフショップで計測できます。
もし分からない場合は、図のコメント書き
(例.Rシャフト=一般的な男性)
を参考にしてみてください!
ドライバーの選び方 ⑤:価格
ドライバー選び5つ目のポイントは価格です。価格は購入時の大きなポイントでしょう。
予算を決めておくことも大切ですね。
ドライバーの価格帯
ドライバーの平均価格は新品で、
「¥20,000〜¥60,000」くらいが相場です。
各メーカーがレベル別に商品を取り揃えていて、その中からはじめは初心者モデルを選ぶことがおすすめです。
中古品について
中古品を購入することも選択肢の1つです。
ただし、
- 古すぎるモデル
- 劣化している商品
を購入してしまうと、性能の質が落ちていて上達の妨げになってしまいます。
ゴルフクラブは消耗品です。劣化の度合いは使用頻度や使い方にもよるので判断が難しいですが、目安は、
- 5年前以内のモデル
- 傷が少ない商品
をおすすめします。
これからゴルフを始めるなら、
- 数年は安心して使用できる新品
- リーズナブルな中古
どのように始めるかを決めておくと、初期費用を最小限に抑えることができます。
▼ゴルフの初期費用については以下の記事で詳しくご紹介しています▼
初心者におすすめのドライバー【4選】
続いて「初心者におすすめドライバー」を4機種ご紹介します!
最近はゴルフクラブの開発が進歩し、初心者でも易しく飛ばせるドライバーが増えてきました。
今回は2022年現在のおすすめモデルを4機種ご紹介します。
男性初心者向けドライバー
男性用のおすすめドライバーは2機種!
① テーラーメイド SIM MAX DRIVER / TENSEI BLUE TM50
初心者から上級者までおすすめ!
参考価格 ¥40,000前後
アシンメトリーなヘッド形状がヘッドスピードをアップさせ、飛距離性能と直進性が抜群の初心者向けドライバー。今最も人気のクラブです!
ヘッド体積 | 460cc | 総重量 | 約294〜298g |
シャフト素材 | チタン | フレックス(硬さ) | R , SR , S |
ロフト角 | 9 , 10.5 , 12 | 利き手 | 右 |
長さ | 45.75インチ | 調整機能 | ロフト調整 |
② ゼクシオ10 ドライバーネイビー / MP1000カーボンシャフト
初心者でも安心して振り抜ける!
参考価格 ¥38,000前後
楽にボールを上げられて、シャローバックのヘッド形状が構えた時に安心感を与えてくれる初心者向けドライバーです!
ヘッド体積 | 460cc | 総重量 | 270g |
シャフト素材 | カーボン | フレックス(硬さ) | R2 , R , SR , S |
ロフト角 | 8.5 , 9.5 , 10.5 , 11.5 | 利き手 | 右 |
長さ | 45.75インチ | 調整機能 | なし |
女性初心者向けドライバー
女性用おすすめドライバーも2機種!
③ ゼクシオ11 レディースドライバー / MP1100Lカーボンシャフト
やさしく飛ばせる初心者モデル!
参考価格 ¥44,000前後
女性が楽に飛ばせるようにフェースを肉厚の設計にし、飛距離性能とコントロール性能を兼ね備えた女性用初心者向けドライバーです!
ヘッド体積 | 440cc | 総重量 | 259g |
シャフト素材 | カーボン | フレックス(硬さ) | L , A , R |
ロフト角 | 11.5 , 12.5 , 13.5 | 利き手 | 右 |
長さ | 43.5(L) , 44(A) , 44.5(R) インチ | 調整機能 | なし |
④ ワールドイーグル 101 レディースドライバー ホワイト/ピンク
コストパフォーマンスが抜群な初心者向けドライバー!
参考価格 ¥13,000
スイートエリアが大きい女性が振り抜きやすい設計の初心者向けドライバーです!
ヘッド体積 | 450cc | 総重量 | 320g |
シャフト素材 | カーボン | フレックス(硬さ) | L |
ロフト角 | 12 | 利き手 | 右 |
長さ | 43インチ | 調整機能 | なし |
【Q&A】ドライバーについて
最後に、これまでドライバーについて初心者の方から質問を受けたことをQ&A形式でご紹介します!
- シャフトは純正を選ぶ方がいいですか?
- 弾道調節機能って何ですか?
- 飛ばすコツはありますか?
同じ商品に複数のシャフトがあってどれを選んだらいいのかわかりません。
はじめは純正シャフトを選ぶ方がいいですか?
おっしゃる通り、ドライバーは1つのモデルに数種類のシャフトが用意されていますが、初心者には「純正シャフト」をおすすめします。
純正以外のシャフトは「カスタムシャフト」と言いますが、カスタムシャフトは個性が強いタイプが多く、自分のスイングの特徴が分かっている中上級者向けのシャフトになります。
純正シャフトは万人向けなので、はじめは純正からスタートしていきましょう!
ドライバーに付いている「弾道調節機能」って何ですか?
最近のドライバーには弾道を調節できる機能が付いているモデルが増えてきました。
これを「弾道調節機能」と言い、自分のスイングタイプに合わせてクラブを調節できる機能です。具体的には「ロフト角」や「フェースの向き」を変更することができます。
しかし僕はスイングが安定していない初心者にはこの調整機能をおすすめしません。
まずは純正規格のまま練習を重ねてフォームを固め、どうしても調整が必要と感じたら弾道調節機能を試してみてください!
ドライバーで少しでも遠くに飛ばしたいです!
飛ばしのコツはありますか?
飛びの3要素は、ボールの「初速」「打ち出し角度」「スピン量」です。
初心者がまず技術的に取り組めるのは「初速」で、「打ち出し角度」と「スピン量」は道具に頼りましょう!
初速はヘッドスピードが大きく影響します。速く振ろうとするとどうしても力んでしまいますが、クラブを加速させるには力を抜くことが大切です。「腹筋に力を入れてリラックスして振る」これが速く振るコツです^^
まとめ
今回は「ドライバーの選び方」をご紹介しました。
- 総重量:自分の体力に合わせて重さを選ぼう!
- ヘッド体積:体積が大きい方がミスをしにくい!
- ロフト角:ロフト角が大きいとボールが上がりやすい!
- シャフトの種類:長さと硬さの特徴を知ろう!
- 価格:予算と相談しよう!
ドライバーは遠くに飛ばすことができ、打っていてとても楽しいクラブです。
今回ご紹介したドライバーの選び方を参考にしていただければ、ミスに強くて飛距離も稼げる最高のドライバーが見つかります。自分に合ったドライバーを手に入れて、ゴルフを楽しんでいきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!