ゴルフを始めると、仕事でコンペに誘われる機会も多くなりますよね。
コンペにはプライベートゴルフとは違ったマナーやルールが存在します。それらを把握していないと、新たな出会いや人脈を広げるチャンスをムダにしてしまいます。
そこで今回は、「初めてコンペに参加する際の注意点と当日の流れ」をご紹介します。
コンペでの注意点を知っていれば、コンペ当日を有意義に過ごすことができ、新たな出会いのチャンスが広がります。ぜひ最後までお読みいただき、コンペに参加する予備知識としてお役立てください。
それではスタートです!
- ゴルフコンペの種類
- プライベートコンペの注意点
- コンペ当日の流れ
ゴルフコンペの種類
はじめに「ゴルフコンペの種類」についてご紹介します!
そもそもコンペとは、「コンペティション(competition)」の略で、競技会という意味を持っています。
ゴルフには3種類のコンペがあります。
- 競技コンペ
- オープンコンペ
- プライベートコンペ
競技コンペ
競技コンペは、「スコアを競う」ことを目的としたコンペです。
競技コンペはより高いレベルを目指すアスリートゴルファーの集いで、
- ゴルフ場の会員による競技会
- 研修会
などが該当します。
自分のレベルが把握でき、競技としてのゴルフを楽しむ最適の場所です。
競技コンペは独特の緊張感があるようです。
ゴルフのレベルが上がれば、僕も1度は参加してみたいと思っています^^
オープンコンペ
オープンコンペは、
- ゴルフ場
- ゴルフメーカー
- 企業
などが主催し、誰でも参加ができるコンペです。
さまざまな景品が用意され、ゴルフのゲーム性を存分に楽しむことができます。コンペの内容にもよりますが、参加の目安としては「100切り」レベルであれば十分に楽しむことができるでしょう。
オープンコンペは各ゴルフ場で度々開催されています。
誰でも気軽に参加できますので、ぜひ予約サイトで確認してみてください^^
プライベートコンペ
プライベートコンペは、
- 社内
- 取引先
- ゴルフ仲間
などと親睦を深める目的で行なわれるコンペです。一般的に「コンペ」というのはこのプライベートコンペのことを指すことがほとんどです。
プライベートコンペは幹事の方からの招待によって参加することができます。プライベートコンペはそれぞれ独自のルールがあるのが特徴です。ゴルフを通じてより良い関係が築けるコミニケーションの場となっています。
知人の知らない一面が見れるのもゴルフの魅力です!
ぜひ積極的に多くのコンペに参加してみてください^^
この記事ではプライベートコンペをコンペと呼び解説していきます!
コンペで使われる用語解説
続いて「プライベートコンペで使われる用語」を解説します!
コンペは主催者によって採用するルールや賞などが違います。
ここでは一般的によく使われているルールと賞をご紹介します。
コンペで採用される主なローカルルール
コンペでよく採用される主なルールは3つあります。
ワンクラブOK
ワンクラブOKとは、グリーン上で適用されるルールのことです。
グリーン上のボールが、カップから「パターのグリップ1本分以内」の場所にある時、そのパットは打たなくてもカップインをしたとみなされます。このルールは、同伴者から「OKです!」と言われた時点で成立します。
その場合、パットは打たずに速やかにボールをピックアップしましょう。あくまでも同伴者の判断となりますので、自分でOKと決めつけて勝手にボールを拾い上げないようにしてください。
「OK」と言われても、本来は打つはずだったパットです。
打数にカウントすることは忘れないようにしましょう。
6インチプレース
6インチプレースとは、2打目以降でボールを打つ際に適用されるルールのことです。
ボールがジェネラルエリアにあり打つことが困難な時、無罰で6インチ(約15cm)移動させることができます。
- 石の上にボールがある
- 砂利の中にボールがある
- 木の根っこにボールがある
- 泥の中にボールがある
- 凹みにボールがある
上記のような条件の場合、カップに近づかない6インチ以内の場所にボールを置きましょう。
ジェネラルエリアとは、「ティーイングエリア、ペナルティーエリア、バンカー、パッティンググリーン」以外のエリアのことを指す。
フェアウェイとラフが「6インチプレースの該当エリア」と覚えておきましょう。
ダブルパーカット
ダブルパーカットとは、スコアに関係するルールです。ホールの規定打数の2倍を打った時点で、そのホールはプレーを中断してボールを拾い上げます。
例えばパー5のホールなら、10打打った時点でその人はプレーを中断し、スコアは10打で申告します。これはプレー進行に影響を与えないために設けられるルールです。
また、こうした上限はダブルパーだけでなく、コンペによって10打・15打・パーの3倍という場合もあります。
このルールが適用されるかはコンペ次第ですが、それとは別に初心者のうちは「ダブルパー」を目標にするとレベルアップに繋がりますよ!
新ペリア(ダブルペリア)
新ペリアとは、コンペの競技形式のひとつです。
コンペではゴルフのレベルを問わず、なるべく平等に順位を決めるスコア計算が用いられます。その中でプライベートコンペでは、「新ペリア形式」での順位付けが多く採用されています。
- パーの合計が48になるように、OUTとINから各6ホールを抽出
- 抽出したホールを「隠しホール」と設定
- 隠しホールの合計スコアを1.5倍
- 1.5倍したスコアからゴルフ場のパースコア(72が一般的)を引く
- パースコアを引いたスコアを0.8倍
【 (隠しホール合計スコア×1.5-72)×0.8=新ペリアのハンディキャップ 】
コンペで行われる主なゲームと賞
プライベートコンペではいくつかのゲームが実施されることが多いです。
コンペで行われる主な「ゲーム」と「賞」についてご紹介します。
ドラコン賞
ドラコンとは「ドライビングコンテスト」の略で、ティーショットの飛距離を競うゲームです。
コンペではドラコンに指定されたホールで、ティーショットを一番遠くに飛ばした人に賞品が贈られます。この時、フェアウェイにボールがなければ該当しないのか、それともラフでもいいのか、各コンペによって条件は違います。
ニアピン賞
ニアピンとは「ニアレストピン 」の略で、ショートホールでどれだけピンの近くに打つことができるか、を競うゲームです。
コンペでは、ニアピンに指定されたホールで、カップに一番距離が近い人にニアピン賞が贈られます。ドラコンに比べて体力のアドバンテージがない分、参加者全員にチャンスがある賞と言えます。
ベスグロ賞
ベスグロとは「ベストグロス」の略で、最も少ない打数でプレーした人のことを指します。
コンペでは、その日一番上手だった人としてベスグロ賞が贈られます。ゴルファーにとってベスグロ賞は、とても名誉ある賞です。
ブービー賞
ブービー賞は「最下位から2番目」の人に贈られる賞です。
コンペは「ハンデ込みのネットスコア」で順位を決めることが一般的です。その中で最下位に表彰をした場合、その賞を計画的に狙うことができてしまい、ゲームに魅力がなくなってしまいます。ブービーは狙うことができない賞と同時に、今後のレベルアップを応援する意味で設けられることが多いです。
初めてコンペに参加する際の注意点
それでは「プライベートコンペに参加する際の注意点」をご紹介します!
プライベートコンペに参加する際の注意点は3つです。
- マナーを守る
- コンペに採用されたルールを把握する
- エチケットリーダーを確認しておく
マナーを守る
プライベートコンペに参加する際は、「マナー」に注意しましょう。
時間厳守は基本
特に社内コンペや取引先コンペでは、時間厳守を徹底してください。
- クラブハウスへの到着時間
- 開会の挨拶時間
- スタートホールへの到着時間
上記3つの時間は必ず守りましょう。
ドレスコードにも注意しよう
コンペではドレスコードに気をつけることも大切です。
ゴルフはプレー中のオシャレも楽しみのひとつですが、コンペでは派手すぎるゴルフウェアは控えましょう。そしてゴルフの行き帰りの服装も「ビジネスカジュアル」を基本に、場合によってはスーツで行くことも検討してください。
マナーの心がけ
一般的なマナーとゴルフのマナーを守ることは、コンペ参加者やゴルフ場への敬意の表れです。コンペでもこのような意識を心がけ、新たな出会いや人脈を広げるチャンスを作ってください。
▼ゴルフのマナーについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
コンペ独自のルールを把握する
プライベートコンペに参加する際は、「コンペ独自のルール」を事前に把握しておきましょう。
独自のルールは事前に確認
プライベートコンペでは独自のローカルルールが設定されることが多いです。先ほど紹介した「ワングリップOK」「6インチプレース」のルールが採用されているかなど、事前の案内や当日の開会挨拶で確認してください。
基本のルールも再確認
ゴルフはルールを知らないと状況判断ができず、スコア計算もままなりません。最低限のルールを知った上で、コンペ独自のルールも把握して、コンペでのゴルフも大いに楽しんでいきましょう。
▼ゴルフのルールについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
エチケットリーダーを確認しておく
プライベートコンペでは、「エチケットリーダー」が誰なのか事前に確認しておきましょう。
エチケットリーダーとは
コンペにおけるエチケットリーダーとは、プレー終了後に同伴者のスコアを確認し、マスター室へスコアカードを提出する役割を担う人です。
エチケットリーダーは誰?
コンペはどんな競技形式であれ、参加者の順位を決めることが一般的です。そのため、正確なスコア提出が必要となります。コンペに参加する際は、同組の中で誰がエチケットリーダーなのかを確認してください。
また、自分がエチケットリーダーの場合は、責任を持ってスコア管理を行いましょう。
▼スコアカードの書き方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼
コンペ当日の流れ
最後に、「コンペ当日の流れ」についてご説明します!
プライベートゴルフとプライベートコンペでは、当日の流れで3つの違いがあります。
- 受付
- 表彰式
- 精算方法
受付
プライベートコンペに参加した際、ゴルフ場へのチェックインとは別に、コンペ自体の受付が必要です。
多くのコンペでは、幹事さんがフロントとは別の場所に受付を設けています。そこで出席の受付を済ませることが一般的です。コンペによってはその場で参加費を支払うこともありますので、事前の案内等で確認しておいてください。
集合時間ギリギリの受付は、幹事さんの行動にも影響を与えてしまいます。
なるべく早めの到着を心がけましょう。
表彰式
社内コンペや取引先コンペでは、表彰式が行われることが一般的です。
プレー終了後、身支度を済ませたら速やかに指定の会場に移動しましょう。表彰式は軽い軽食の中、当日の成績発表や、各賞の贈呈が行われます。
座席はあらかじめ決められていて、通常は同伴者同士で相席となるケースが多いです。仕事関係のコンペでは、この時間で名刺交換などが行われます。社外コンペの際は、名刺も忘れずに持参しましょう。
精算方法
表彰式が終わるとその場で解散となりますが、コンペによって精算方法が違います。
プライベートゴルフと同じようにフロントでチャックアウトを済ませるのか、幹事さんへ一括精算なのか、事前に確認をしておきましょう。
クレジットカードだけでは精算ができない場合があります。
コンペに参加する際は現金の確認もしておいてください。
ゴルフはコンペに限らず、早め早めの行動が大切です!
当日の流れを把握しておけばゴルフ場で慌てずに行動することできますよ^^
▼当日の流れについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼
まとめ
今回は「初めてコンペに参加する際の注意点」をご紹介しました。コンペは新たな出会いや人脈を広げるチャンスの場です。
今回ご紹介した注意点を参考にして、ゴルフの魅力を堪能していただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!