ゴルフの基礎知識

【初心者のクラブ選択】ゴルフコースでは7本のクラブを中心に使おう!

次の1打はどのクラブを使おうか、それを決めることをクラブ選択と言います
コースでクラブ選択はすごく重要です。その選択によってショットの結果は変わり、最終的にスコアにも大きく影響します。

しかし、初心者のうちはショットの度にどのクラブを使ったらいいのか迷んでしまう人も多いはず。そんな時は最初から使うクラブを最小限に絞ってしまいましょう!

そこで今回は、「初心者がゴルフコースで中心に使うべき7本のクラブ」をご紹介します。

クラブ選択の基準と初心者が使うべきクラブが分かれば、コースでクラブ選択の迷いがなくなり、スコアアップも期待できます。ぜひ最後までお読みいただき、今後のプレーにお役立てください!

それではスタートです!

本記事でわかること
  • 初心者がクラブ選択で注意するポイント
  • 初心者がコースで中心に使うべきクラブの種類
  • ゴルフコースでのクラブ選択のイメージ

初心者がクラブ選択で注意するポイントは3つ

けいすけ

はじめに「初心者がクラブ選択で注意するポイント」についてご紹介します!

ゴルフは1打ごとにキャディバックにあるクラブの中から最適な種類を選択し、なるべく少ない打数でカップインを目指すスポーツです。

クラブ選択において初心者が注意するポイントが3つあります。

初心者がクラブ選択で注意するポイント
  1. 各クラブに対する自分の飛距離を知っておく
  2. 状況に応じて打ちやすいクラブを選択する
  3. クラブを短く持つという選択肢をもつ

各クラブに対する自分の飛距離を知る

最適なクラブ選択をするために、まずは「各クラブの自分の飛距離」を知っておくことが大切です。

クラブ選択の前の大前提

まずはじめに、自分が持っているクラブに対して、クラブごとの自分の飛距離を把握しておきましょう。自分の飛距離が分からないと、打ちたい距離があったとしてもどのクラブを使えばいいのか分かりません。

自分の飛距離を知るために

最初はドライバーと7番アイアンで、自分はどのぐらいの飛距離が出るのかを把握してください。そのために、練習場やコースで自分の打った飛距離を都度確認しましょう。

けいすけ

自分の平均飛距離が分かればクラブ選択がスムーズになりますよ!

状況に応じて打ちやすいクラブを選択する

クラブ選択では「状況に応じて打ちやすいクラブ」を選ぶことが大切です。

クラブ選択の基準

クラブ選択の基準は、カップまでの飛距離だけではありません。例えば「バンカー」や「ラフ」、また、「傾斜」なども考慮する必要があります

クラブ特性と状況判断

フェアウェイにボールがあってカップまで距離がある場合、通常ならフェアウェイウッドを使いたいところです。ですがもし傾斜が強ければ、フェアウェイウッドの選択はしないほうがよくなります。

なぜならフェアウェイウッドはシャフトが長いため、傾斜が影響して芯に当てることが難しく、ミスショットの確率が上がってしまうからです。この場合はユーティリティーの選択が賢明です。

このようにコースでは、ボールの状況とクラブの特性を考慮したクラブ選択が重要になります。

けいすけ

このブログでは、各クラブの選び方もご紹介しています。
そこでクラブのごとの特性についても解説していますので、ぜひ合わせて読んでみてください^^

▼フェアウェイウッドとユーティリティーの違いについては以下の記事で詳しくご紹介しています▼

クラブを短く持つという選択肢をもつ

クラブを選択する時は、「クラブを短く持つ」という選択肢を持っておくことが大切です。

ショットの考え方

ゴルフは常にフルショットをしてカップを目指すゲームではありません。時にはクラブを短く持ってコンパクトにスイングし、ボールをコントロールすることが求められます。

ショットの安定について

クラブ選択において、クラブの全長が短い方がショットが安定する、ということを頭に入れておいてください。特に初心者のうちはこの認識が重要になります。

ゴルフはグリーンに近づけば近づくほど、ショットの重要度が増していきます。
距離感が求められる場面では、クラブを短く持つことが有効です。

初心者がゴルフコースで中心に使うべき7本のクラブ

けいすけ

それでは「初心者がコースで中心に使うべき7本のクラブ」をご紹介します!

ゴルフは「最大で14本のクラブをキャディーバックに入れていい」というルールがあります。

ただし、初心者は最初から14本も揃える必要はありません。はじめに揃えるクラブは8〜10本で十分です。その中で、初心者は主に7本のクラブを中心に使うことでスコアが安定します。

初心者がコースで中心に使用すべき7本のクラブ
  1. ドライバー
  2. ユーティリティー
  3. 7番アイアン
  4. 9番アイアン
  5. ピッチングウェッジ
  6. サンドウェッジ
  7. パター

ドライバー

ドライバーは飛距離性能が一番高いクラブです。

ロングホール・ミドルホール、力のない女性の場合はショートホールでもティーショットに使用します。ティーショットを打つ時に心がけるポイントは、平らなところから打つことです。

ティーイングエリアは、傾斜がある場所が意外と多くあります。少しでも前から打ちたいと言う気持ちを抑え、練習場と同じ条件で打てる、平らな場所を見つけてティーアップしてください。

ドライバーでボールを遠くに飛ばすことはゴルフの醍醐味です。気持ちよく振り抜けるティーショットを目指しましょう。

ドライバーの平均飛距離
  • 男性:200〜250ヤード
  • 女性:130〜180ヤード

▼ドライバーの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼

ユーティリティー

ユーティリティーは地面から直接打てて、飛距離性能とコントロール性能が高い万能クラブです。

ロングホール、ミドルホールの2打目以降や、距離の長いショートホールのティーショットで使用します。ユーティリティーはある程度の距離を出し、なるべくカップに近づける気持ちで打ちましょう。

ユーティリティーは傾斜が強くない場所や、深くないラフからのショットでも有効です。カップまで距離がある場合は迷わずユーティリティー、と決めてしまうのもクラブ選択をスムーズにする1つの方法になります。

ユーティリティーでの自分の距離を把握して、クラブの万能性を活かして使っていきましょう。

ユーティリティーの平均飛距離
  • 男性:150〜180ヤード
  • 女性:110〜140ヤード

▼ユーティリティーの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼

7番アイアン

7番アイアンは、すべてのクラブの中間に位置するクラブです。

ロングホールやミドルホールの2,3打目、ショートホールのティーショットで使用します。左右への曲がりをコントロールしながら、ある程度前に進める気持ちで打ちましょう。

初心者にとって7番アイアンはつなぎ役のクラブです。7番アイアンでグリーンに乗せよう、という意識は必要ありません。

7番アイアンを打つ時は、次のウェッジを打ちやすくするために、フェアウェイに落とすことを意識してください。そうすることでその後のショットが楽になります。

7番アイアンの平均飛距離
  • 男性:120〜150ヤード
  • 女性:100〜130ヤード

▼アイアンの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼

9番アイアン

9番アイアンは、7番アイアンとウェッジの間を担うクラブです。

ロングホールの4打目やミドルホールの3打目、短いショートホールで使用します。9番アイアンはある程度カップの位置を意識しながら打ちましょう。

9番アイアンは男性と女性では使う意味合いが少し違います。男性にとって9番アイアンはカップに近づける意味合いが強くなり、女性の場合は先ほど説明した7番アイアンの感覚で使うことが重要です。

いずれにしてもグリーンに乗せるというよりも、グリーン周りに寄せるイメージで使うと気持ちが楽になります。

9番アイアンの平均飛距離
  • 男性:100〜130ヤード
  • 女性:80〜110ヤード

ピッチングウェッジ

ピッチングウェッジは、100ヤード以内のアプローチに使うクラブです。

グリーンに乗せることを意識して打ちましょう。ピッチングウェッジはフルショットもしますが、短いアプローチにも向いています。

ピッチングウェッジは、ボールを低く打ち出す「ピッチ&ラン」というアプローチに向いています。難易度が低いショットで、初心者が最初にマスターするべきアプローチ方法です。

また、深いラフからの脱出にも有効です。カップまで距離がある2打目などでも無理してユーティリティーを使わず、ピッチングウェッジを使ってフェアウェイに出すと次のショットが楽になりますよ!

ピッチングウェッジが有効な場面
  • 男性:100ヤード以内からのショット
  • 女性:70ヤード以内からのショット

▼ウェッジの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼

サンドウェッジ

サンドウェッジは50ヤード以内のアプローチに使うクラブです。

カップの近くに寄せる意識で打ちましょう。サンドウェッジはグリーン周りからのアプローチ、そしてバンカーからの脱出に最適です。

アプローチ方法はボールをふわりと上げるロブショットが打ちやすく、グリーンの手前にバンカーや池がある場合に有効です。

また、初心者はカップまで距離があっても、バンカーに入ったらサンドウェッジを使うと決めておく方がスコアが安定します。グリーン周りからサンドウェッジを使ってグリーンに乗せ、パターにうまくバトンタッチしていきましょう。

サンドウェッジが有効な場面
  • 男性:70ヤード以内、バンカーからのショット
  • 女性:50ヤード以内、バンカーからのショット

パター

パターは、グリーン上でカップにボールを入れる役目を担うクラブです。

アマチュアの場合、ローカルルールでグリーン上ではパターしか使ってはいけない、と定められていることがほとんどです。グリーンでは「傾斜」と「距離感」をあらかじめ確認し、打つ方向と強さのイメージを作ってから打ちましょう。

パターは2打でカップに入れる、「2パット」が基本です。ファーストパットはカップまでの距離にもよりますが、カップの50cm以内に「寄せる感覚」を持ちましょう。そしてセカンドパットでカップインを目指します。

1パットに対して明確な意識を持つことが、無駄なパットを少なくする方法です。

▼パターの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています▼

ゴルフコースでのクラブ選択のイメージ

けいすけ

ここで「ゴルフコースでのクラブ選択のイメージ」をご紹介します!

各ホールのティーイングエリアは、「性別」「年齢」「レベル」によって主に4箇所設けられています。

カップまでの距離は、

バックティー>レギュラーティー>レディースティー>シルバーティー

上記の順に遠くなります。

ティーイングエリアの種類
  • バックティー:ゴルフ場に認められた上級者
  • レギュラーティー:一般的な男性・飛距離の出る女性
  • レディースティー:一般的な女性
  • シルバーティー:一般的なシニア

今回は「レギュラーティー」と「レディースティー」からティーショットを打つ場合の「クラブ選択のイメージ」を解説します。

また、初心者はパーを取ることが難しいので、ダブルボギーを目標にプレーする時のイメージとしてご確認ください!

Par5:ロングホール

Par5のロングホールは「距離の長いホール」です。
初心者は7打(ダブルボギー)を目指しましょう。

「レギュラーティー」500ヤード

「レディースティー」400ヤード

Par4:ミドルホール

Par4のミドルホールは「中間距離のホール」です。
初心者は6打(ダブルボギー)を目指しましょう。

「レギュラーティー」350ヤード

「レディースティー」270ヤード

Par3:ショートホール

Par3のショートホールは「距離の短いホール」です。
初心者は5打(ダブルボギー)を目指しましょう。

「レギュラーティー」150ヤード

「レディースティー」120ヤード

けいすけ

18ホールすべてダブルボギーの場合、スコアは「108」となります。
初心者にとってコースデビューから数ラウンドで「108」で回ることは難しいですが、まずは「得意クラブを1本」作るところから始めましょう!
練習場やコースで打ちやすいクラブを見つけて、コースではそのクラブを武器にスコアアップを目指してください^^

まとめ

今回は「初心者のクラブ選択」についてご紹介しました。ゴルフコースでのクラブ選択はとても重要です。初心者はまずクラブ選択に迷わないことが先決となります。

今回ご紹介した7本のクラブを優先に使い、クラブ選択をスムーズにプレーを楽しんでいただけたら嬉しいです!

けいすけ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!